翼人がその翼に記憶を連ねていくように、 裏葉と柳也は人形にその意思・記憶…願いを残していったのではないか。 観鈴は晴子と過ごした10年を忘れてしまった。 否、晴子と出会う前に戻ったのだろう。 その時からもう一度始めるために。 八尾比丘尼の歌はエピローグでの台詞だろう。 恐竜と一緒に飛んでいる夢(記憶)……(『AIR』最後の日,エピローグ) でもそれは寂しい夢。 誰も友達がいないから。 そしてやっと出会えた人達も翼人を道具として使い、呪いをかけていった。 それでも、翼人は幸せに生きねばならない。 その記憶は星の記憶なのだから。 翼人は地球の始まりからずっと星と共に生きてきたのだろう。 それこそ、この星の“大気”のように…… DREAM美凪編・佳乃編・観鈴編は1000の夏のうちの一つ。(Blue Skyリンクより) 様々な人形使いが、少女と、そして彼女の求めてやまない“母”と夏を過ごして来た。 ある人形使いは悲しい姉妹の夢を醒まし、 ある人形使いは少女に繋がれた古の楔を解き放った。 そして空の少女は母を、愛すべき人を求め続けてきた。 しかしそれは呪いと悲しい夢に耐え切れなかった為に叶わなかった…… 人形使いは何度も、何度も彼女を救えなかった。 空の少女が神奈の記憶を見るのは運命。 だが999の願いが……往人の願いが小さな奇跡を呼んだ。 観鈴は目を醒ました。 母と再び出会うために。 ずっと求めていた場所に辿り着くために。 観鈴が夢を見終え、神奈が悪夢から醒めたとき呪いは終わった。 呪いから解き放たれたその魂は再び輪廻を経て少女に宿る。 愛すべき人の魂を持つ男の子と共に、二人は無限の終わりを目指す。 観鈴と往人がこれから辿る過酷な運命を思いながら、たった一言の言葉を残して…… 「さようなら」