スピたん Spirits Expedition―in the Phantasmagoria―(XUSE)
はじめに
今回ちょっとレビューの書き方…
というか項目の順番を若干変えてみます。
どっちかっていうとこっちのほうが普通なんでしょうけど^^;
あらすじ
龍の爪痕。
大陸の北東にある巨大な亀裂。
その向こうには、ハイ・ペリアと呼ばれる楽園があり、
その亀裂の底は、バルガ・ロアーと呼ばれる地獄があると言われていた。
完全なる断絶。
越えられる者も、越える方法を知る者もいない。
ただ世界の神秘としてそこにあった。
だが――
「話は簡単。ようは、空を飛ぶ船があればいいのさ」
ある発明を発端に、世にも騒がしい探検隊が組織された。
隊長に推されたのはスピリットではないものの、剣の腕と『ミュラー・セフィス』の推挙により、
スピリット隊に籍を置く1人の青年『ロティ・エイブリス』。
現在の同僚と元スピリット隊の9人のスピリット。
それから、計画の発案者である『ヨーティア・リカリオン』、剣の師匠である『ミュラー・セフィス』。
個性豊かな彼女たちに、ロティは振り回されっぱなし。
こうして、長き戦争を終えたファンタズマゴリアから、新たな冒険が始まる。
いざ、龍の爪痕の向こう側へ!
※公式サイトより引用
シナリオ
あらすじにある通り、「永遠のアセリア」から存在していた設定を活かした形でのサイドストーリー的なお話。
その龍の爪痕の向こう側で出会った少女・ツェナと、探検隊の面々との物語です。
デモなどから非常に軽ーいだけのお話と言う印象を受けますが、それなりにシリアスな部分も有り。
でも詰めがあまあま過ぎて最後の方は泣けてきます(ノ∀`)
「アセリア」でもラストは説明不足が凄かったですが、
今回それを凌駕してます。
尚且つ、少しがっくり来るとある人物の行動があったりして前作からのファンの一部にはキツかったり。
メインの部分にはあまり期待しないほうが良いかもしれません……
しかしながら単発の、個々のイベントはかなり秀逸です。
それぞれのキャラが見事に立ってますし、それの活かし方も最高。
EXPANSION、PS2版からのイメージを崩すことなく更なる魅力を引き出してくれています。
後述しますがビジュアル的な演出面でも好感が持てて非常に楽しかったです。
サブスピが元から好きな方にとっては至高の一本足りえるかもしれません(´ヮ`*)
年長組を攻略したかった人にとっては地雷かもしれないですけど。
(まぁ個別ルートはないですが魅せ場とえちぃシーンは存在してます(´ヮ`;))
システム
最大の欠点キタコレ_| ̄|○
前作「永遠のアセリア」と比べて全体的に、また大幅にシステムが変わっています。
まずは町やダンジョンなどでの移動の概念が生まれたこと。
ですが町での移動に特に意味なんてありません。
何かしらイベントがあるのだろうと思っていたのですが
そんなことは微塵も無く。
せいぜい攻略に関する四方山話を住人から聞いたり出来る程度。
1周すればもう二度と住人から話を聞く必要は無いです、多分。
ダンジョンにおける移動は…サガフロとかああいう系で敵キャラに触れると戦闘に入ります。
これまた後述ですが、
戦闘が非常に手間なので如何に敵を避けるかにかかってます。
間違えて戦闘開始すると泣きたくなりますよ…ええ……。
ただ町とは違ってダンジョンの特定の地点に特定のパーティで行くとイベントが発生します。
これが面白いので移動はそこまで苦痛ではありませんでした。
……攻略サイト見なきゃ絶対に全てのイベントなんて見れませんが。
続いて戦闘の話。
戦闘において三人一組のパーティではなく5人が個別に行動するようになったことが大きいでしょうか。
そして奇をてらった新システム『ビジョン』が
何ともいえない仕上がり。
詳しい説明は公式サイトに譲りますが……
ひたすらに手間です、この戦闘。
行動の予約がやたら先まで読まなくてはいけないのでセッティングに気を遣い、
一回の戦闘に費やす気力と時間が相当なものになります。
そのくせ敵の強さのインフレが凄まじく、
毎回レベル上げのために戦闘をこなさないと必ず行き詰ると言う
悪循環。
その上全ての技を集めようと思ったら最短でも10周以上しなくては成らないと言う
地獄絵図。
無理だよ……そんなの……
あれでしょうか。
XUSEのスタッフさん方はテストプレーをちゃんとやったのでしょうか?
一回の戦闘だけでなく、全部のストーリーを通して、です。
その上で出しているのならアレですか、
「貴様ら廃人になれ」というお達しですかそうですか……_| ̄|○
そんなわけで公式サイトにて配布されている修正モジュールによって得られる戦闘スキップを多用するしかなくなります。
でもそれだとボス戦やレア魔物戦での戦利品が得られないので手に入れたい人は
頑張りましょう。
まぁやいのやいの言ってますが、3周目かそこらくらいからは戦闘楽になります。
自分の場合は
ナナルゥの魔神っぷりという楽しみと戦闘における楽さを手に入れられたので頑張れました(それでもザコ敵との戦闘は基本的に全部スキップしてますけど)。
でもそこに至るまでまともにやるのは無理だと思います。
あとそれら以外でのシステム…セーブとか操作性とか、そこら辺も決して褒められたもんではありません。
システム関係はちょっと…本当に……_| ̄|○
グラフィック
打って変わってこちらはとても良かったですね。
「アセリア」は慣れれば平気なもののちょっととっつきにくい原画・塗りでしたが大幅に改善されています。
★CG
枚数は若干少なめですが、普段の会話などでは立絵の変化とSDキャラのCGを使っており見飽きません。
いや、ホント
SDキャラのCGは良かったです(´ヮ`*)
可愛いですし面白い。
あの演出はサブスピたちの魅力を見事に引き上げてくれています。
いっそのこと戦闘もあのSDキャラでやってくれれば良かったのに。
★立絵
立絵自体には特別文句はなし。
「アセリア」の時と違い、ギャグっぽいモノも有ります。
各キャラとも泣きそうな顔のやつは面白かったですねぇ。
しかし気になるのがフェイスアイコン……
超鉄仮面。どんなに気分高揚しようがまったく変化しません。
なんで…?
普通は立絵+フェイスアイコンって更に表現を増やすためにあるんじゃないの…?
あれではむしろ逆にこちらの想像(?)を妨げるに過ぎません……_| ̄|○
★背景
意外と前作からの流用多数。
まぁ懐かしさを感じられるのでそれは構いません。
質的には結構低いですけど(ノ∀`)
ただ一つ…
緑の洞窟でのファーレーンとのイベントのときの背景はどう見ても変な気が。
あれって没絵を間違えて使っているんでは……?
全体的に観てグラフィックは前作よりグレードアップ。
フェイスアイコンがホント勿体無かったです。
サウンド
全33曲。
可も無く、不可も無くといったところ。
個人的には「アセリア」の方が演出的には良かったかな…とも。
★BGM
BGMは26曲。
うーん…音質的には間違いなく「アセリア」より上なはずなんですが、
ここ一番での盛り上がりに欠けてしまっているというか、分かりやすいBGMがないというか。
前作での『Harrowring battle』なんかは分かりやすい燃えだったんですけどねぇ。
『one love』とか『for your heart(sadness ver.)』みたいな曲を期待していただけに残念。
★ボーカル曲
なんと
7曲(´ヮ`;)
すんげーサービス精神です。
OP曲1つ、ED曲2つ、キャラソング4曲(キャラは3人)という分配。
出来も非常に良いですよ。
そして
なんと言ってもキャラソンが素晴らしい(´ヮ`*)
SDキャラによる紙芝居が入るんですが
これが可愛らしさ抜群。
ただ、
クリック一つで“飛ぶ”ので要注意です。
実際ヘリオンの1回飛ばしましたし_| ̄|○
★ボイス
こちらは完璧。
全員違和感無く素晴らしい演技でありました(´ヮ`*)
それだけにやっぱり他の減点要素が勿体無いです…
まぁ音関連で(前作プレーヤーは)残念に思うことはあれども、不満に思うことは無いはず。
感想・総括
とにもかくにも戦闘が。
やー、本当にですねー…
一番のウリが一番の貶しどころになってしまっているのが残念で仕方ありません。
ここは言えば言うだけ文句になってしまうのでここで区切って…(´ヮ`;)
でもまぁ、「アセリア」のキャラクターが好きな人にとっては楽しめる作品だと思います。
繰り返しになりますが、個々のイベントは頬が緩みっぱなしですし。
戦闘システムに大きな期待していた人にとっては地雷足りえますので要注意ですが。
さて、今回は上で言いたい事言い切ってしまったので早速ランキングへ。
■シナリオ
ミュラー>ヘリオン>ネリシア≒ニム>ノーマル>ツェナ
メインが最下位になっちゃった(ノ∀`)
いや、だって
クェド・ギン帰ってきちゃダメでしょう。
あの人はああなったからこそカッコ良かったのであって、ツェナルートでの行動はいまいち…
まぁハッピーエンドはウェルカムなんですけどねぇ……
あとヘリオンルートはラストバトル時のCGが比重でかいです。
ウィングハイロウ ラブ。
では続いてキャラクター。
■キャラクター
ナナルゥ>>ヘリオン≒ニム>シアー≒ネリー>ファーレーン>ハリオン≒ヨーティア>ツェナ>ヒミカ>セリア>ミュラー
女性キャラ限定でいうとこんな塩梅。
とにもかくにもナナルゥが。
戦闘での圧倒的な強さにも惚れましたが、
なんにしたってもイベントが最高。
もうね、赤の洞窟での
完璧な頭のネジのぶっ飛びっぷりと言ったら!
そのほかにも冗談関連でのイベントがどれもこれも最高でした(´ヮ`*)
あれは必見ですよ。
いやマジで。
他のキャラも個性があって楽しめます。
またランキングに乗せていないキャラもいい感じですね。
敵は……素材は最高なんですけどなんの掘り下げが無いのが惜しい。
特にハリウスなんてルックス・性格クリーンヒットだったのに基礎が薄くて……_| ̄|○
うーん、ここでも勿体無い……
とまぁこんな感じでした。
期待が大きかった分、残念に思う気持ちが大きかったです。
でもキャラ関連で楽しめたことも事実なんで個人的に地雷とは行きません。
「アセリア」が好きならきっと楽しめると思います(´ヮ`;)
攻略?
出来るだけ戦闘スキップはしたくない(戦利品は手に入れたい)けど、でも戦闘が辛い!
と言う人に9周した(現時点)レンニャクからの情報を…(´ヮ`;)
結論から言うと、
「ナナルゥを如何に素早く強く出来るか」です。
日記でも散々言ってきましたが、結局はナナルゥのイグニッションが最強なので。
とりあえず、1周目はイグニッションを覚える為に、
赤の洞窟を通る事の出来るヘリオンルート・ネリシアルート・ノーマルルートに入りましょう。
魔法力を上げられる装備は全部ナナルゥに。
またレベルボーナスは 魔力>スキルポイント>赤属性>移動力 の優先順序で割り振り。
スキルボーナスは全部イグニッションにつぎ込みましょう。
魔法力が400以上、イグニッションの対HP効果が15%を超えるようになれば多分普通の敵なら一瞬でケリがつきます。
条件さえ揃えばそれまで十数分だった戦闘時間が
30秒くらいになりますからね…(´ヮ`;)
それとマナは出来るだけ5人に絞って分配したほうが良いです。
誰かの専用ルート入ったからといってそのキャラが参加必須になることはありませんので。
ちなみに自分はロティ・ヘリオン・ナナルゥ・ネリー・ニムです。
ロリって言うな。
とりあえず、ヘリオンはルナティックを覚えるとナナルゥと相性が良いので入れておいて損は無いと思います。
例え相手が火耐性100%でもスタイフルとルナティックで80%まで引き下げられますから。
あとは開始時に敵がバラけていたら戦闘スキップ、
纏まっていたら戦闘開始という戦いをしていけば実践値もそれなりに貯められると思います。
たまにいるZOP無効のレア魔物はかなり苦戦する事になりますが、
まぁ、そこは
根性で。
周回重ねると次プレイへの繰り越しポイント比率が増えていきますので、
ある程度周回重ねれば確実に強くなっていけます。
イグニッションは相手の現HPがそのまま威力に反映されますので難易度を上げても問題なしです。
むしろ表示される数字がおかしくなって行きます。

また、ロティのスタイフルでも同じように強化できれば掃討要員が2名に増えますので
多少敵がバラけていてもカバーできるようになります。
ネリー、あるいはシアーのZOPも鍛えられれば
最早アクションフェイズは無くなります。
あとはサブスピたちへの愛で乗り切りましょう(´ヮ`;)
(2006/3/21)
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