水城凛さんによるこんねこレビュー。

こんねこ 〜Keep a memory green〜
ま〜まれぇどイエティレジスタ)

written by 水城凛さん

はじめに…

今回のレビューの項目別得点ですが得点がない方が点数に惑わされずにレビューの内容を読むことが出来るのでは?という判断から敢えてはずしました。
どうしても項目別得点が気になるという方は↓からどうぞ。


…ではでは最後のギャルゲーレビューということでいつもより長いかもしれませんがご容赦を。

あらすじ

片瀬有羽は幼い頃両親を亡くし、従姉の川原瑞葉に引き取られ彼女と彼女の妹の訪花とともに暮らしていた。
ある日、彼は諸事情で2年間入院していた訪花と再会するが彼女は“リセット”が原因で記憶喪失になっており何も憶えていなかったのだった。
周囲が次第に賑やかになっていくと同時に有羽は忘れかけていた思い出を思い出していくが…。

システム

ゲームはプロローグ→学園生活→各キャラのルートorバッドエンド(注:バッドエンドはセーブ・ロード画面ではクリスマスと表示)といった流れで
展開され学園生活は普通のAVGパートの他にマップ移動の場面があります。
操作性は快適でセーブやロードの読み込みも早くバグやフリーズによってゲーム展開を妨げられることもなくプレイでき
セーブとクイックセーブはそれぞれ最大32箇所セーブ可能でオプションでは画面フォントの色の濃度と音楽やボイス等の音量の調整の他、
オートクイックセーブ機能を作動させるタイミング、システムボイス、既読スキップ・未読スキップの変更
ボイスと台詞表示の同期化、フリッカーやプログレッシブ出力のON・OFFを変更可能です。
メニューを開かなくてもL2・R2ボタンと×○△□ボタンを使用した簡単なコマンドを入力することで
セーブ、ロード、クイックセーブ、クイックロードをしたりタイトル画面に戻ったりオプション画面に入ることが出来たり
一度EDを見ると最初から始める時、プロローグから開始するか学園生活一日目から開始するかを選択できる機能でプレイ時間を短縮したり
PC版と違いアイキャッチをスキップ出来たり七海ルートのトゥルーエンドがおまけシナリオ扱いでなくなり七海ルート本編終了後に開始されるようになっていたりと
全体的に細かい配慮がなされてるだけにスキップ中、効果音だけ垂れ流しになるのは聞き苦しいので
スキップ中、効果音も自動的にカットされるようにして欲しかったしセーブ・ロード画面で最後にセーブした場面のルート名と日数
画像のみしか表示されないのが気になったのでその場面のテキストの最初の一文を表示するようにして欲しかった。

グラフィック

キャラデザイン、PC版からあるイベントシーンの原画、新規イベントシーン監修をみけおうさんが新規イベントシーンの原画を綺羅真さんがそれぞれ担当されています。
立ち絵はデッサンが狂っている絵がなくどのキャラの立ち絵もパターンが豊富で同じ立ち絵でも
日中と室内の場面、夕方の場面、夜の場面、回想シーン用と場面ごとに塗りが異なるものが用意されています。
イベントシーンもデッサンが狂っている絵がなく丁寧で暖かい雰囲気のある塗りもゲームの雰囲気にマッチしていると思いますが
枚数が83枚(差分除く)と枚数がやや少ないと思うのでPC版のボツイベントシーンを使用してでもいいから
(個人的には菜子が自分の弁当のおかずを有羽に食べさせようとしているシーンや
学園祭でメイドの格好をさせられた有羽を見た瑞葉さんが怒り出しているのを七海と真奈と一音が笑って見ているシーン、
有羽が七海をおんぶしてるシーン、有羽と訪花が自転車に相乗りしてるシーン辺りを使用して欲しかったが…)あと10枚程欲しかったです。
新規イベントシーンはみけおうさんが監修しただけあって彼女の作画に似てはいると思いますが
真奈が七海を両腕で捕まえている後ろで訪花がハンカチを咥えて泣いてるイベントシーンの
菜子の持っているピコハンの形状が立ち絵の時のそれと違い、木槌のような形状になっていたり
セーラー服を着た瑞葉さんが登場するイベントシーンは回想の場面なのでこれはこれでよいとは思いましたが
体操服を着た菜子が有羽を誘惑するシーン等の一部イベントシーンの塗りが淡色系で塗られているのが気になりました。
背景グラフィックの方は綺麗に描かれていると思います。しかしそれや立ち絵の服装のバリエーションの少なさが災いして
グラフィックとテキストが矛盾している場面があったのでもう少しバリエーションあるべきだったと思います。

音楽

ゲーム音楽はボーカル曲が3曲、音楽が24曲用意されています。
まず、ボーカル曲についてですがOPテーマの「Strawberry jump shoot!」はポップな雰囲気が
このゲームの明るい雰囲気とマッチしてることと相成ってオープニングの曲っぽさがあると思います。
挿入歌の「笑顔を追いかけて」は歌詞からしてこの曲はこのゲームのメインヒロイン、
訪花がモデルになっていると思いますが全体的にテンポはいいと思うけど少し地味な感じがしました。
EDテーマの「恋するとけい」はこの曲も歌詞からして訪花がモデルになっていると思う。
儚い雰囲気が印象的でこの歌を訪花ルートクリア後に聴くと切ない気分になります。
音楽の方は個人的に「失くしたもの残された想い」、「遠い日のイノセント」、「今日も私は元気です」
「スチャラカ行進曲」、「ハイテンション・CAUTION」辺りが印象に残ってるのですが全体的に少々地味な印象があります。
欲を言うと少しずつ静かに暗くもの寂しい雰囲気に包まれていくような感じのある曲や
静かさと明るさが同居したような雰囲気のある曲、少しずつ静かに明るい雰囲気に包まれていくような感じのある曲があって欲しかったです。

ボイス

声優さんの演技技量は高くどの声優さんもヒロイン達のキャラを掴めており一人二役やってる声優さんも2人のキャラを演じ分けられていると思いますが
一部の立ち絵のないキャラにボイスがないのが気になったので主人公以外の立ち絵のないキャラ全員にボイスを入れて欲しかったです。

演出

OPムービーはPS2版で未使用のイベントシーン(メイドの格好をした訪花がシーツの上で寝転んでる奴です)が出てくるのは気になるし
欲を言うとディフォルメ絵は5人のヒロインとマルのだけでなく一音と実樹ぽんのディフォルメ絵も使用して欲しかったなと思いますが
製作メーカー名が表示されたりとまるで朝のアニメのオープニングを見ているかのような凝った内容だと思います。
(ちなみにそのムービーは特定のサイトでDLして見ることが出来ます、ただしゲーム中のものと違い歌詞は表示されませんが。)
立ち絵は立ち絵によっては?や汗マークと漫画チックな表現がなされていたり画面上を左右に動いたり画面外へスクロールしたりし
画面エフェクトは降雪や画面の色が反転する他にも場面の切り替え方にいくつもバリエーションが用意されており
他にも挿入歌が流れたりイベントシーンはスクロールするものがあったりと色々凝られていると思います。
ただ、立ち絵が瞬きしたりボイスに合わせて口パクしないことや一音と実樹ぽんのディフォルメ絵がアイキャッチでも未使用なのが気になりました。
ところで実樹ぽんのディフォルメ絵は設定・線画集に掲載されていたラフ段階のものしか見たことがないのですが線画や着色されたものはあるのでしょうか?

シナリオ

攻略できるヒロインは…
◆同い年の幼馴染兼従妹・川原訪花
◆幼馴染を自称する帰国子女・南野七海
◆中学時代から同じクラスであったクラスメイト・桜井真奈
◆ガラス細工のアルバイトをしている同じ学園に通う同級生・悠木菜子
◆日本史教師を勤める訪花の姉兼保護者・川原瑞葉
◆外向的な性格の菜子の親友・桐原実樹
◆瑞葉さんの後輩でもあるクラスの担任・立原一音
の7人です。

主人公は前向きな性格で他人の気持ちや状況を読んでいざという時活躍してくれ、ヒロイン達も変な口癖があるキャラや
男っぽい喋り方とかゆっくりとした口調で話すといった程度ではありますが独特の喋り方をするキャラがいるので
人によっては嫌悪感を覚えるかもしれませんが皆個性的で設定が生かされており立っていると思います。
シナリオはプロローグから個別ルート前半までは伏線を張りつつキャラの掛け合いをメインに展開され
個別ルート後半はヒロイン達の抱えている問題、主人公とヒロインの過去をメインに展開され他にリセットの謎が話題に出るルートもあります。
全体的に見てみると伏線の張り方が上手く主人公とヒロインの何気ない会話など、さりげない所にもそれが張られており
ゲームの中心となる要素の一つである“思い出”については主人公とヒロインの会話で主人公が思い出を思い出していったり
主人公が過去に起きた出来事を夢で見る等といった形で小出ししてプレイヤーに提示することで
後の展開で置いてけぼりにならないように配慮がされており前述のように登場キャラのキャラも立っていて
登場キャラ達の掛け合いは確かに面白いと思いますが個性の強いキャラが多いので感情移入出来ないと個別ルートに入る前に飽きてしまう可能性が高いと思う。
個別ルートはメインとなるキャラ以外のヒロインが脇役で登場してくれ恋愛描写やコメディーとシリアスのメリハリもよく
どのルートにも主人公とヒロインが結ばれたことを祝福されたり冷やかされたりするシーンがある点は評価したいのですが
一部の個別ルートにハッピーエンドとは言い難い内容の結末で終わるルートがあるので
人によってはそれが不満点になる可能性があり後半の展開が急展開になっているシナリオがあるのも気になります。
新規に追加された立原ルートと実樹ルートはそれぞれ真奈ルートと菜子ルートの後付けルートであるせいか
どちらも全体的にボリューム不足で恋愛描写も不足しており盛り上がりに欠ける内容になってしまっているのも残念ですし
欲を言うと菜子と実樹の校内放送のシーンをあと1つか2つ入れたりゲームの舞台になる季節が冬なことからして
難しいものがあるかもしれませんが学園祭等の学園の行事イベントを盛り込んでもよかったかもしれません。
あと、ゲーム後半以降のテキストの所々に誤字・誤植が少しあったのが気になりました。

個別ルート別感想

個別ルートを個人的によかったと思う順に並べると…

瑞葉ルート>訪花ルート=菜子ルート>真奈ルート>七海ルート(トゥルーエンド含む)>>バッドエンド>立原ルート>実樹ルート

でしょうか?訪花ルート、菜子ルート、七海ルートのうちどれかを一番よかったとする意見が多いですが
個人的には具体的なことはネタバレになるので伏せますが印象に残るシーンが多く読んでいて一番心暖まる内容だったと思うので瑞葉ルートが一番よかったと思います。
真奈ルートも確かに後半の展開はう〜むとなる所がありましたが真奈の魅力がよく出ていて面白かったので世評でよく言われているほど酷い内容のものではなかったと思うし
バッドエンドもこのゲームらしい明るく賑やかな雰囲気があり読後感も楽しい気分になれるものだったと思います。
しかし、完成度に差があるのが残念です。(七海ルートもですがそれよりも立原ルートと実樹ルートには頑張って欲しかった、
ネタバレになるので具体的なことは書きませんが立原ルートの方は上手く素材を生かせば非常によいものになれる可能性があっただけに特に…。)
ちなみにお勧め攻略順は個人的に…

バッドエンド→(菜子ルート、実樹ルート、立原ルート、瑞葉ルートの攻略順は任意で)→真奈ルート→訪花ルート→七海ルート

でしょうか?菜子ルート、実樹ルート、立原ルート、瑞葉ルートはリセットについての話題がほとんどあるいは全く出ないので攻略順は任意に
真奈ルート、訪花ルート、七海ルートの3つのルートの攻略順についてですが七海ルートを最後としたのは
PC版と違い先に訪花、真奈、菜子、瑞葉さんの4人をクリアしないとルートに入れずバッドエンドになってしまうことや
リセットについての話題で重要なことが明らかになることも考慮して上記の順としました。
とかくどういう順序で攻略するにしても七海ルートはゲーム中で最も重要な部分を担っているので極力最後にプレイした方がいいしょう。

注意!:ここから先はネタバレを多分に含んでいるので伏せておきます。未プレイの方は極力読まないようにして下さい。

◆訪花ルート


◆七海ルート


◆真奈ルート


◆菜子ルート


◆瑞葉ルート


◆実樹ルート


◆立原ルート


考察

注意!:この項もネタバレを多分に含んでいるので伏せておきます。未プレイの方は読まないようにして下さい。
元々このゲームの世界観について整理するため自分用に書いていたものをレビュー用に書き直しましたがそれでも分かりにくい部分や間違っている部分があったらごめんなさい。

■“リセット”について


■過去の出来事の推移について


■真奈ルートに登場した幼少時の彼女に容姿がそっくりな謎の女の子の正体は?


■有羽と瑞葉さんの年齢は有羽を引き取った当時と今ではそれぞれどれくらい?


お気に入りキャラ

ええ、このゲームの主要キャラは全員気に入ってます。ネタバレにならない範囲で理由も書き出してみると…

◆有羽
●このキャラで個人的に特に印象に残っている台詞:「俺は驚いたよ。何でコイツは他人のためにこんなに泣いてるんだって。」
主人公。特盛りバカでじじむさい所もあるけど幼少時代に事故で両親を亡くしてしまったり呪いをかけられてしまったりと
暗い過去がありながらも前向きな姿勢を見せてくれ、他人の気持ちや状況を読んでいざという時に活躍してくれる所には好感が持てました。
○○の自殺を止めた直後のシーンや○○がああなってしまったその原因は自分にあると責める○○とのやりとりや訪花ルート終盤のあの台詞も印象深いです。

◆訪花
●このキャラで個人的に特に印象に残っている台詞:「そして、光の中にいる時間も、影の中にいる時間も人によって違うのですよ。」
このゲームはメインヒロインの彼女がいてこそだと思う。自身のルート以外でも出番が多く瑞葉ルートではキーキャラとしての役割を担ったり
菜子ルートと実樹ルートではおいしい所を持っていったりと他のキャラのルートでも活躍してくれる反面、
あまりいい扱いをされていないのが少し残念な所ですがふんわりとした雰囲気と純粋で心が広く
○○ルートのラストの○○のシーンや○○ルートの○○に○○○○○○○○○○を渡すシーン等で見せた健気な所が好きです。
それに授業中に寝言でえっちい内容の寝言を言うシーンはらしくなくてニヤリと来るものがあり
メイドの格好をして有羽に「ご主人様〜♪」と言ってくるシーンもその格好が似合っててかわいいっす。

◆七海
●このキャラで個人的に特に印象に残っている台詞:「ありがとう、お兄ちゃん。あたし、お兄ちゃんと会えて幸せだった。」
正体が○○○○を○○○○○○○○であったことを含め、このゲームの重要な立ち位置にいるキャラだと分かった時は驚いたものです。
最初は一音をおばさん呼ばわりしたり「年上の女性はババアなだけ。」と暴言を吐いたり
有羽に「お兄ちゃ〜んっ!」と言ってベタついてくるシーンが多いからかうっとおしいイメージがあっていい印象を持てなかったのですが
今は本当は寂しがり屋さんでやきもち焼きでいつも彼に好き好きオーラを放っていて
他のヒロイン達よりもえっちいことに興味津々そうでわがままを言ったり挑発したりで他のキャラを振り回す小悪魔なキャラがかわいいと思う。
訪花ルートで訪花に2度も制服のスカートを破かれたり瑞葉ルートで瑞葉さんに投げ飛ばされて星になったり
彼女の投げたしゃもじが頭に刺さってしまったりと哀れな目にあっているのもかわいそうだと思いながらも思わず笑ってしまいました。
あ、もちろん○○○の方も好きですよ。有羽とのやりとりはほのぼのかつミステリアスな雰囲気がありましたし。

◆真奈
●このキャラで個人的に特に印象に残っている台詞:「気にするな。相手の事を全て知らなくても―――。いや、敢えて知らないでいるのも友情の一つの形だからな。」
設定画に眼鏡を外した姿のイラストがあるのにゲーム本編ではその姿を見ることが出来ないのが少し残念ですが
友達思いでシャープな雰囲気があり何を考えているのかが読み取りにくくクラス会議の多数決で意見が上手く集約しない所で
黒板消しを黒板に投げつけて強引に決めたりと有羽を驚かせたり周囲を困惑させるような不可思議な行動をとったりする普段の一面と
有羽に恋愛感情を持った時の彼に依存しがちで不器用でやきもちやきな面のギャップがたまりません。
世間知らずでカラオケのことを知らなかったり持ち歩きに便利だからと自分の携帯電話のアンテナを削り落したりしていたのには驚かされましたが
最初、彼女の両親も彼女に負けず劣らずの面白い人柄の人物で彼女のことをさぞかし大切にしているんだろうと思っていたので
あのような過去の経歴があると知った時はそれよりも驚かされたものです。それゆえにあの台詞を聞くと守ってあげたくなりますよね?

◆菜子
●このキャラで個人的に特に印象に残っている台詞:「…いい事教えてあげるよ。ガラス細工はね、壊れるから価値があるんだよ。」
最初、容姿や初登場シーンでのあの台詞からして落ち着いていてミステリアスな雰囲気のあるキャラなのかな?と思っていたので
有羽に対してあまり素直になれない所や怒ったり驚いたりするとピコハンを振り回す所、校内放送での暴走トークを最初見た時は意外で驚かされたし
そのミステリアスな雰囲気のある容姿とノリのいいキャラのギャップの他にもバッドエンドのクリスマスパーティーのシーンや
自身のルートでの図書館で一音が有羽にしつこく入部を勧めるシーンで見せた嫉妬深い所もたまりません。
あの約束を守り彼にいつか会えることを信じていたこと、屋上での告白シーン等で見せた一途な所も菜子の彼へ抱いている想いが伝わってきて印象的です。
それにしても本人は平気そうでしたがあの私服姿は寒くないのだろうか?

◆瑞葉さん
●このキャラで個人的に特に印象に残っている台詞:「何回忘れたっていいよ。何回でも挨拶してあげるから。」
他のヒロイン達と比べると出番がやや少なめなのは立場上仕方のないことなのかもしれませんが
猫っぽいイメージがあって有羽を誘惑したりからかってきたりガサツでズボラな所もあるけれど家族思いで頼りになるお姐さんっぷりが好きです。
そんな彼女のあの一面を見ると支えてあげたくなりますね。それにサンタの格好や有羽と結ばれた時に見せる甘えっぷりがかわいく
タンカをきるシーンや必殺技のデコピンを食らわせるシーンはインパクトがあって見ていて面白く
七海ルートで七海のモノマネをするシーンはマネした後、キャラ的にあわないと自分で突っ込み入れてましたがあれはあれでかわいいかも…なんて思ったり。
ところでこのゲームの登場キャラの中で一番優遇されていると思うのは僕だけでしょうか?

◆実樹ぽん
●このキャラで個人的に特に印象に残っている台詞:「片瀬君。菜子のことお願いね。」
他のヒロイン達と比べると私服姿が見れなかったり他のキャラと比べると出番が少なめなのが気になったので
一度でもいいから私服姿をみて見たかったし菜子が自分で作ったガラス細工を売り出している所を手伝う等、もっと色々と活躍してもよかった気もしますが
校内放送での菜子の暴走トークへの突っ込みが面白く彼女のことを大切に思っている所や
外向的でしゃきっとしている普段の様子と菜子ルートや自身のルートでの有羽と一緒にいる時のギクシャクぶりのギャップが好きです。
ところで、実樹ぽんには姉がいるとのことですが一体どんな人柄の女性なのだろうか?

◆一音
●このキャラで個人的に特に印象に残っている台詞:「皆〜、また明日ね〜〜〜。出水城で一音ちゃんと握手!」
部をやたらめったら廃部にしたり新設したりする行動には無闇にそんなことができるのか?と疑問でなりませんでしたが
目を矢印にして慌てている立ち絵と口を逆3の字にしてる立ち絵や子供っぽくあまり教師っぽくなくしつこさのある天然系なキャラが可愛く
巫女服姿で夕食を作るシーンは個人的にはたまらないものがありましたが欲を言うと教師としての一面が
昼休みの屋上で有羽に彼の過去について知ってることや真奈の過去について告げる場面でしか見れないのが残念なので
もっと見てみたかったですし瑞葉さん達とやんちゃしてた頃の出来事についてももっと知りたかったです。
ところで一音は実家の家業で使う巫女服以外にもいろんな衣装を持っているとのことですが一体どんな趣味をしているのだろうか?
瑞葉さんがそのことを有羽に教えるシーンを見て以降、一音がコスプレしてコ○ケに出かけたりしている光景が脳裏によぎるのですが…。(不快になられた方いたらごめんなさい…)
あとこれはどうでもいいことかもしれませんが一音のルート名だけ名字表記なのは製作スタッフにあまり好かれていないからなのでしょうか?

総評

このゲームを簡潔に言うのなら主観的に見るなら名作、
客観的に見るなら高級食材を半人前の料理人が料理したものと言ったところでしょうか。とにかく勿体ないゲームだったと思います。
最低でも…

※個別ルートの完成度に差があること。
※誤字と誤植、スキップ中に効果音が垂れ流しになる等の細部の詰めの甘さ。
※音楽が全体的に少し地味(余談になりますが個人的にこのゲームに限らず64、PS時代以降のゲームの音楽は音源の性能が向上したことで
音楽の情報量が増えたことや三角波のこともあるかもしれませんが普通の音楽という感じの曲が多く印象に残るような楽曲が少ないと思う。
FC、SFC時代のゲーム音楽はメロディーラインが凝っていて思わず聞き入ってしまう様な曲がたくさんあったのだが…。)
※自分は気にならなかったが人によっては個性の強いキャラの多いヒロイン達の掛け合いについて行けなくなり個別ルートに入る前に飽きてしまうこともありえそう…。

の四点をしっかりしていれば更に高評価できただろうし世評も更によいものになったのではないかと思うし全体的に見ると光る物が多いだけに正直残念でなりません。
それにPC版のスタッフがこのゲームの製作当時、製作メーカーから既に退社していたり(真相は不明ですがPC版製作中製作スタッフの間でトラブルがあったのだそうで…。)
ゲーム製作に複数掛け持ちしていた影響等でほとんどのPC版のスタッフが監修または不参加となってしまったことも残念ですが全体的に荒はあるものの完成度が高く
システムまわりが非常に快適でシナリオも確かに納得いかない面があったものの、主人公の人柄もよく彼とヒロイン達の掛け合いも面白く
心に残るものがあり楽しい時間を過ごすことができ自分が今までプレイしてきたゲームでは6年ぶりにプレイし甲斐のあるものだったと思うので満足しています。



【コメント】
うおおおおぅ、これまた素晴らしく長文レビュー!Σ(´ヮ`;)
全キャラについて語りつくすとは……
水城凛さんのこの作品に対する想いが伝わってきますね。

ということで「こんねこ」。
OHPの作品紹介や絵柄などの全体の雰囲気と比べて
実際の内容は大分趣が異なる事が分かりました。
いや、リセットという設定は特殊だなーとは思っていましたが、
まさかが原因だとは……
しかもするヒロインがいると言うのもかなり驚き。
ゲームは見かけによらないという事でしょうか。

しかし雰囲気に見合った明るい日常が基本なようで。
ギャップが好みという人にとってかなりウケそうですね。
コンシューマ化に当たって何か色々とゴタゴタもあったようですが…
細かな配慮が為されているのはまぁ幸せな方なんではないでしょうか(´ヮ`;)

なんにせよ楽しめる作品に出会えるというのは良い事です。
ギャルゲー最後の作品が心に残ったのならば最高の幸運でしょう。
水城凛さん、ありがとうございました。
そしてお疲れ様です。
さぁ、新たな戦いが貴方を待っている――!(ぇ

や、本当にありがとうございました^^;

(2006/2/7)
(2006/2/14 修正)

戻る

WEBはくす
「拍手じゃ伝え切れない!」という方は↓
メッセージ送信フォーム
お名前(任意):
    
メッセージ: