型月が送り出すFateファンディスクにして最高娯楽傑作。笑いと感動、全てがそこにある…!

Fate/hollow ataraxia(TYPE-MOON

やってた時期の日記 / プレイ日記(1行目からネタばれ全開)
あらすじ

第5回聖杯戦争の終結から半年後のある秋の夜。
衛宮士郎は学友達と共に柳洞寺のお堂に集まっていた。
なんのことは無いはずの日常が、その夜から狂い始める……

時を同じくして目を覚ます第8のマスター。
言峰綺礼の手によって命を落としたはずのバゼット・フラガ・マクレミッツ。
彼女は第8のサーヴァント、アヴェンジャーと共に夜の冬木市で1人戦いを始めていた。

そうして今一度、運命の幕が上がる。
それは約束の四日間。

ありえないはずの再会。
ありえないはずの出会い。
ありえないはずの戦い……
それぞれがそれぞれの想いを胸に、
四日間は繰り返され続ける……

システム

「Fate/stay night」とメニューやコンフィグなどは基本的に同じ。
使いやすくて良いですね。
ただ一つ難点を言うなら、やっぱり全画面にテキスト表示なのです(´ヮ`;)
設定変えればクリック一発で消せるもののやっぱりビジュアル面ではマイナスになっちゃいますねぇ。
シリアスなシーンではむしろこっちのほうがしっくり来るんですが、コメディ調のところだとどうしても。

や、しかしそれを補って余りあるほどの評価はやっぱり演出面でしょう。
グラフィックの項で詳しく述べますが、恐ろしいまでの演出です。
「stay/night」の時に散々褒めちぎってましたが、今回それを更に上回りました。
しかも一回りどころか二回りくらい。

あと特筆すべき点は「おまけ」にあたる『EXTRA』と『SPECIAL』ですね。
前者はCGやBGM、それからイベントが観られるというもの。
後者はゲーム本編とは関係なく、特典壁紙や遠坂神社といったまさにおまけコンテンツ。

「hollow」は4日間を繰り返すという性質上、物語を終結させる為には何十回と再スタートします。
その度に一度見たシーンはどんどん『EXETRA』で観れるようになります。
逆に、一度しか観られないイベントなどがそこで観れるので利用価値です。
つか、あまりの楽しさに全クリ後も『EXETRA』入り浸る事になると思われます(笑

グラフィック

凄ぇ。

この一言に尽きます。
最近のレビューではCGとか立絵とか細かく区切ってレビューしていましたが、
「hollow」に限ってはそれじゃ評価不可能です。
前述したとおり、「hollow」の演出は神懸っています。

立絵が上下左右に動きまくる!

CGがまるでアニメのように連続になっている!!

背景自体をスライドさせながら更にそれらを重ねている!!!


そして奏でられる演出と言う名のハーモニー……


画面上はもうエクスカリバー乱れうちですよ!<意味分かりません、がニュアンスだけは感じ取って欲しい

しかもそれが戦闘に限った事ではなく、
普段の日常生活のシーンにおいてもやっているというんだからおいちゃんもう降参です。
フラッシュとか振動とか、そんなエフェクトがもう子供騙しに見えます。
恐ろしいまでの演出面の強化ですね。

具体的な中身のほうも演出に頼り切るわけではなく、
一つ一つがしっかりとしたつくりです。燃え然り、萌え然り。

ただ一つだけ!
これはレンニャクの環境が影響しているだけなのかも知れないんですが……
セイバーの水着の追加立絵……なんか顔が緑みがかっているのは気のせいでしょうか……_| ̄|○

サウンド

例によってボイスはありません。
ですがサウンド面も大幅にグレードアップですよー(´ヮ`*)

★BGM
「stay night」が緊迫した感じの曲が多かったのに対し、
「hollow」は日常がベースにあるので温かい曲の割合が増えています。
『再会』なんてセイバーの笑顔と士郎の無意識の涙のコンボでゲーム開始10分で泣きそうになりましたよ<早過ぎ

そして今回は緊迫……というよりかはミステリアスな雰囲気の曲が多いのが特徴かも。
シナリオ自体が難解なのでその演出に一役買っていますね。

また、前作からのアレンジで『excalibur』、『エミヤ#2』が入ってますが……
激熱!
この2曲が連続して流れるシーンは熱々でした(´ヮ`*)

『カレンのテーマ』、『last piece』といった感動的な曲も最高です。
Keyサウンド程のクオリティはありませんが完成度では相当なもんじゃないでしょうか?

余談ですが、マイのMP3プレーヤーではサントラが
『カレンのテーマ』→『outbreak』→『war』→『excalibur』→『last piece』
と順番が改められています。
同じことやっている人多いんでは?(笑

★ボーカル曲
ボーカル曲は『アタラクシア』、『hollow』、『僕たちの未来』の3曲。
初回特典の冊子にも書いてありましたが、どれも結構ストレートな歌詞です。
分かりやすい歌詞の上、前作のEDとは違い素直に聴ける曲なので(ぉ)どれも好きですねー。
一定以上のレベルにあると思います、はい。

ストーリー

普通のADVゲームとはちょっと違います。
いわゆるループモノで、4日間をひたすら繰り返し続けることが基本です。
そして一つイベントをこなすごとに新たなイベントが現れ、物語が進んでいきます。

構成は大きく分けて2つ。昼の日常パートと夜の聖杯戦争。

昼はまるで一般の人が書いたようなほのぼのとしたお話。
稚拙な出来と言う意味ではなく、
「stay night」の時に見たくても見られなかったキャラたちの日常が見られるのが
ある意味SSっぽいからです。
まぁ「hollow」自体がif的な要素を多大に含んでいますからね……
あ、それに原作のきのこさんも一般の方のSSを読んでいる、みたいなことをどこかで書いているのを見ました。
そうなると自分がああいう印象を受けたのももしかしたら然るべき事なのかも?

そしてひとしきりの日常イベントを終えるたびに幕間として入る夜の聖杯戦争。
こちらは昼とは打って変わってシリアス&ダーク。
第5回聖杯戦争で舞台から退場させられたはずのバゼットと、
そのサーヴァントであるアヴェンジャーの2人がこちらの主人公。

この昼と夜が重なっていったときに物語は核心へと迫るわけですね。

他の方の感想などで「日常パートでだれる(緊張が緩んでしまう)」というものがよく見受けられましたが、
今回のストーリーの設定上日常が間に入るのはやむを得ないことなのでいいじゃないでしょうか。
あるいは、シリアスな展開を期待していた人にはちょっと肩透かしを食らってしまうのかも。
自分は日常の方を期待していたので夜が良いスパイスで入って最高に感じましたが。

感想・総括

最高娯楽傑作。

個人的に2005年のNo.1ゲームです。
ファンディスクとしては最早破格の、「やりすぎだよ!」とツッコミたくなるほどの出来。
TYPE-MOONはただのファンディスクでは満足しない、ということか……

なんにしても面白過ぎです、このゲーム。
もうね、本当にプレイした人はほとんどがバゼット化していたんじゃないでしょうか(笑
つまりは物語が終わっても未だ「hollow」をやり続ける、と。
レンニャクは恐らく達成率100%にした以降も30時間くらいはやっていると思われます(ノ∀`)
いやマジで。

昼の日常パートはそれこそ頬が緩みまくるくらいにほのぼのしてたり、
腹の筋肉がつるくらいにお馬鹿な展開だったりして何度見ても楽しめるし、
夜の聖杯戦争も戦闘シーンは「stay night」から更に進化したエフェクトが盛り上げているし、
それ以前に展開としても燃えるし。

そしてなんといっても物語のラスト。
『ブロードブリッジ』からエンディングの流れでありますよ!!!

決して共闘する事の無かったはずの面々が共に戦う姿は燃えまくり!
特に慢心王のただ一度の全力の戦いと、最強の守護者の下りは鳥肌と涙が出ました。
少年漫画のラストだってあそこまで熱い展開には出来めぇ!!

なんにしてももう総合評価は満点をつける以外考えられない作品なのでありました。


さて、それじゃ恒例のランキングへ。
まずはシナリオ…と行きたいところですが、「hollow」はゲームの性質上シナリオは分けられないわけで(´ヮ`;)
そんなわけで今回は好きなシーンを列挙します。

■好きなシーン
・『ブロードブリッジ』及び『天の逆月』:上記の通り、その熱さたるや尋常ではなく。
・『水辺の王様』:多分リプレイ数No.1。セイバーの私服と水着がっっっ!!!!
・『カルテット』:水着ワッショーイ!ヽ(´ヮ`*)ノ(ぉ
・『ランサーズヘブンII』及び『III』:赤いアングラーと黄金の人が面白過ぎます。
・『後日談。』:プレイ日記でも書きましたが、「じゃんけん、死ねぇ!!」は素敵過ぎる
・『決戦』:きのこ節全開!

とまぁ大体こんなところが無限リピート。
つーか気に入ったエピソード全部挙げたら偉い事になります(´ヮ`;)
本当に良いものばかりで最高なのですよ、hollowは!


続いてキャラクター!

■キャラクター
 セイバー>アヴェンジャー>黒セイバー>ランサー>キャスター>イリヤ>藤ねぇ>カレイドルビー>士郎>バゼット>カレン………


って多すぎじゃあああああああああーーーーー!!!!!!

全員書こうとすると20人くらいいますからねぇ(´ヮ`;)
上のランキングには“入れてません”が、穂群原学園三人娘もみんな良い味だしてましたし、
回想にしか出てきませんがライダーの上姉様・下姉様、2人ともベリグッ!Σd(´ヮ`*)(ぉ

いやはや、しかしこれだけキャラがいて全員にちゃんと魅せ場があるというのはすばらしいことでは無いかと。
ファンの為のファンディスクと言うか、もうキャラの為のファンディスクなんじゃないかと言うほどに。
無論良い意味でですよ?


とまぁこんな感じで大いに楽しませていただいたお祭ディスク「hollow」。
シリアスな展開とバリバリのバトルに期待していると少し期待はずれになるかもしれませんが、
「stay night」で日常パートが少しでも面白いと思った人ならば絶対に嵌るはず。

さあ、あなたも4日間を繰り返しませんか!(´ヮ`*)

(2006/2/19)

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