全ての燃えはここに終結せり。最高に愚直で、それでいて高貴な感動がそこにある…!

Fate/stay night(TYPE-MOON

やってた時期の日記
長いです。むっちゃ長いのでご容赦を。

あらすじ

幼い頃火災によって両親を失い、孤児になった主人公は魔術師を名乗る人物に引き取られる。
養父の反対をおしきって魔術を習う主人公だが、
まったく才能がなく何年とかけて身についた魔術は一つだけだった。
その養父も今は亡く、主人公は半人前の魔術師として成長する。

そうして現在。
ふとしたきっかけからマスター同士の戦いに巻き込まれた主人公は、
偶発的に七人のサーヴァントの一人、セイバーと契約する事になる。
望まぬままマスターの一人になった主人公は、聖杯を巡る戦いに身を投じる事になるのだが────

※「Fate/stay night」公式ページより引用

システム

相当なスペックを要求しています(マイノートパソはウァンウァンうなってました)が、
その代償かかなり充実しています。
セーブ数も十分。サムネイルも付くしコメントだってつけられちゃいます。
シーン単位でのスキップもかなり便利で、コンプリートを目指す上でのお役立ち度はMAXでしょう。

強いて難所をあげるならば、初めに挙げたシステムの重さ。そしてバックログの短さ。
重さは相当なものです。推奨環境を満たしてないと他のアプリケーションとの併用は自殺行為なんではないかと。
バックログは精々ワンシーンが入るかどうか程度で、読み返すにはちょっと短すぎるような気もしました。

それから、その文章の多さから画面全体に文章が表示される作りでしたが、
コンフィグで右クリック一回で文字表示を消せるようにすればそんなには気になりません。
それにあの文章量を画面下部だけで表示していたらとんでも無いことになります。

グラフィック

どこかで「絵が好きじゃない」みたいなことを聞いたことがありましたが、
個人的にはバリバリ平気でした。むしろ好きな部類に入ると思います。
立ち絵で少々違和感があるのもありましたけど、種類も多くておおむね満足。
いや、実際立ち絵の種類の多さは感嘆に値します(特にセイバー)。
風呂上りの立ち絵など、もう卒倒しかけました

CGの枚数は…数えるのが大変なくらいの数。
立ち絵との違和感は殆どなく、どれも綺麗。
差分を多くしたり、別のCGと重ねて表示することによって実際の枚数以上に“魅せて”くれます。

…そう。その実、「Fate」最大の魅力はその演出にあります。
普通のゲームだと、CGの多くは人を描くものですがこのゲームでは斬撃やら打撃にまで数多くのCGを用意。
それに加えてフェードイン・アウト、フラッシュなどのエフェクトも多種多様。
文章・CG・エフェクト・効果音が完全に融合して、あたかも自分がそこで本当に攻撃を食らっているような、
そんな臨場感さえ生み出しています。

「静止画でここまで出来るのかっ!」と思わず唸ってしまったほどですよ。
こと演出に関してはこのゲームに並ぶものはないんではないでしょうか。

サウンド

羞恥周知の通り、このゲームにはボイスはありません。
悲鳴とか、呼吸なら効果音として入っていたりするんですけどね…。

BGMはやや弱い感じがしなくもないですが、どれも場の雰囲気を高めるのを手伝っています。
作品としての音楽ではなく、BGMとしての音楽に求められるのはあくまで“合っているか”どうか。
その点、「Fate」はしっかりと抑えていると思います。

個人的に気に入っている曲は、
「消えない想い」…曲を聴くだけで涙が出そうになります。歌がないのにこんなになるとは…。
「約束された勝利の剣」…こちらは聞くだけで鳥肌。「セイバアァァー!」と叫びたくなるのはご愛嬌。
「エミヤ」…これまた鳥肌。主人公:士郎の活躍する場で流れますね。

曲のみではそれほど力があるわけではありませんが、
プレイしていたときのシーンが蘇るともうその衝撃は桁違いになります。

…散々褒めちぎってますが、エンディングテーマは若干嫌いだったり_| ̄|○

ストーリー

文章自体は…そうですね。読ませる文章だったと思います。
言うなら“いやがおうにも”読ませる文章。
冗長な文章で読むのは大変なのですが、表現が上手かったりしてぐいぐい引き込まれます。
そこら辺が流石は人気作家って事なんでしょうかね。

語彙力の無い自分には電子辞書が必須となりましたが

ルートは、セイバールートこと『Fate』、凛ルートこと『Unlimited Brade Works』、
桜ルートこと『Heavens Feel』の三本柱から成っています。
(キャラについては感想・総括のところで書きたいと思います)

これは、挙げた順序の通りセイバー→凛→桜という順番でしか攻略できません。
しかしそれによる制約など一切感じず、むしろ書き手が伝えたい通りにプレイできるので、
一種の謎解き感覚のような面白さもあります。

簡単にですが、それぞれのルートの説明なぞして見ましょうか。

まず『Fate』。これは主人公のサーヴァント(使い魔のようなもの)であるセイバーとのお話で、
「Fate」の中核を担うストーリーです。
その内容たるや【高貴】の一言。泣いた…一番泣いたよ…
内容としては、過去を清算…いえ、無かったことにしようと固執するセイバーを
主人公の熱い心であるべき姿へと導いていく…みたいな…。
大まかに端折るとこんな感じです。こんな感じなんです。

とにかく、二人の信頼関係とか、決意をする姿などが感動的。
口にするなどもったいない。是非ともプレイして体験して欲しいストーリーですね。

続いて『Unlimited Brade Works』。
凛ルートといいましたが、実際は主人公である士郎の物語です。
ただ隣にいたのが同級生であり、魔術師である遠坂凛だったというだけ(少し言いすぎですが)。
とにかくこれは特に熱い。燃える。
自分の理想に敗れた自分を打ち負かす姿はもう鳥肌と涙で反応することしか出来ませんでした。

最後に………『Heavens Feel』。
これは後輩である間桐桜との物語なんですが……。
これについては次の感想・総括ではっちゃけたいと思います。

感想・総括

楽しかった…こんなに血が沸いたのは久しぶりでしたよ。
「Fate」のノリはどこか少年漫画に繋がるところがあります。
努力・友情・勝利なんていう某マンガ雑誌の理念がもろに通じていますからね。

少年漫画を楽しんで読める人なら、例外なく楽しめるゲームだったと思います。

それではキャラ別の感想から行って見ますか。

・セイバー
セイバー――――貴方を、愛してる

そう、必要なのはこの一言。とにかくセイバーの輝きが尋常ではありません。
その正体はかの有名なアーサー王。
王としてのみ求められ、国に全てを捧げた上でその国に裏切られてしまった悲劇のヒロイン。
戦闘能力はすこぶる高くて強いのですが、その内面はどこか弱さを持っています。

時折見せるその弱さが、女の子らしさがとにかくハートを鷲掴みしました。
しかしそれは「セイバーたんハァハァ(*´д`*)」などというものではなく、極めて純粋な憧れ。
ゲームの中の人物でしたが、これほどまでに輝いていて人間として尊敬できる人はいないと思います。

自分の気持ちを分かっていながらも、王としての誇りを捨てずに、士郎と別れたセイバー。
その崇高な精神よ、永遠なれ……。

・遠坂凛
強い。とにかく彼女は強い。
こと精神戦において凛の右に出るものはいないんではないでしょうか?
しかし強すぎるのもヒロインとしてはいかがなものか…。
全シナリオで縦横無尽に駆け巡る彼女の姿はヒロインではなくまさに“戦士”。
…いや、魔術師だけど

とにかく、そんな彼女は個人的には攻略対象であっても恋愛対象ではありませんでした。
実際彼女は士郎がいなくても独りで立っていれます。言うなれば背中を預けられる戦友。
そんなわけで恋愛対象ではなくとも、その好感度は相当のものでした。

・間桐桜
……………。うーん…嫌いじゃない、嫌いじゃないよ?
少なくともセイバールート、凛ルートでは
そう…彼女は凛と対象的に“独りでは立てない”ヒロインです。
いくら暗い背景があったとしても、どんなに辛い過去があったとしても……。
セイバーや凛と比べるとその輝きはまるで蛍の光のように儚いのです。

逆に言うと、桜が一番人間らしいんです。
悲しみに暮れたり、他人を恨んでしまったり、人の温かさを求めたり…。
でも、そんな彼女を最後のヒロインに選んでしまったのは失敗なのではないかと、あえて自分は言いたい。

いや、むしろ極論でいうならば桜ルートを「Fate」に入れたことが失敗だったのではないかとも。
桜ルート『Heavens Feel』が独立した一つの物語であったなら、それは感動できるお話だったと思います。
しかしながら、その性質上そこに至るまでに『Fate』と『Unlimited Brade Works』を見てしまっている以上、
どうしても士郎とセイバーの輝きがなくなってしまっているように感じてしまいます。
人並み外れた輝きを持っていたはずの二人が霞んでしまう…。
それではどうしたっても受け入れられないのですよ…。

哀れ、間桐桜。そのルックスと甲斐甲斐しさとエロさ
主役の座を射止められる素質を持っていたのに…。
いささか敵(?)が強すぎました。

・衛宮士郎
ある意味最強の主人公。
その男気に溢れた言動と、思春期の青年らしさ爆発の反応は見ていて最高でした。
『Fate』でのセイバーを思うわがままッぷり…感動いたしました。
『Unlimited Brade Works』でのアーチャー(両方)の戦い…涙いたしました。
『Heavens Feel』……………まぁ人間らしさはナンバーワンですが。

そんな彼の特徴はルートを追うごとにハンデを担っていく…
というか弱くなっていくこと
凛ルートの彼はそりゃ間違いなく最強ですが、
セイバールートと比べるとそこに辿りつくまでに多くのペナルティを喰らっています。
桜ルートなど論外…。唯一の武器である投影魔術で逆に自滅していく始末…_| ̄|○
そういったものも、反『Heavens Feel』感情を募らせていってしまったのかも知れません。

・アーチャー(エミヤ)
悲劇の主人公……というか主人公の未来。
理想を追い続けながらも、その理想に裏切られてしまった未来の衛宮士郎。
そんな過去の自分を許せず、過去の自分を殺すために聖杯戦争に参加した彼でしたが…。
最後には答えを見つけ、再び理想を追い始めてくれます。

普段のニヒルで人を小ばかにしたような態度と裏腹の、
士郎との一騎打ちでの激昂、そして別れ際の笑顔は最強の漢でした。

・言峰綺礼
腹黒さナンバーワンのマーボー神父さん。腹というか心臓が真っ黒だったりするんですけどね。
この人は士郎と対照的にセイバー→凛→桜という順に輝き(暗黒の輝き?)を増していきます。
人間では1,2を争うほどの悪役でしたが、その行動理念は筋が通っていたし、
なんだかそこまで嫌いになれませんでした。

・ランサー(クー・フーリン)
兄貴。誰がなんと言おうと兄貴。
彼の最大の見せ場はやっぱり凛ルートの終盤でしょう。あの散り様は間違いなく漢でした…。
もし凛がマスターとなっていたなら、それはそれは強くて面白いコンビだっであろうことが悔やまれます。

・アーチャー(ギルガメッシュ)
我と書いてオレと読む。そんなステキな唯我独尊王。
彼もまた、士郎と同様に回をおうごとに弱くなっていってる感が…。
しかしその圧倒的なまでの尊大さはどこか清清しくさえありました。


では恒例(まだたった2回目だろうが)となったシナリオランキング及びキャラランキングへ。
まずはシナリオ。

セイバーTrue>>凛True>>凛GOOD>>>>>桜True≒桜Normal

すげぇ分かりやすい結果ですね。
それにしても「セイバールートの悲しみは凛GOODで保管するといい」っていうの嘘だと思いますよ?

ではキャラへ。とりあえず上に上げた面子のみで行くと…

セイバー>>士郎>アーチャー>ランサー≒凛>言峰>ギル>桜

これまた分かりやすい
数値で言うなら、左から順に200、150、120、100、100、80、70、60ぐらい。
50が普通、100が大好きってな具合です。
しかし…悪役、悪役、ヒロインっていう順位の並び方はどうなんだろう…。

他にも魅力的なキャラは沢山いるんですが、一人ずつ羅列していたら偉い事になってしまうのでこの辺で。
とにかくキャラが立っていたゲームだと思います。

そしてキャラがよければ台詞も(・∀・)イイ!!(笑)
締めは名言集で行ってみましょう。

「ああ――――良かった」
「問おう―――貴方が、私のマスターか」
「―――やっと気付いた。シロウは、私の鞘だったのですね」
「判らぬか下郎。そのようなものよりシロウが欲しいと言ったのだ」
「シロウ―――貴方を、愛している」
「来い、セイバアァァァアアアア!!!」
「ああ、本当にお前らしい―――」
「―――決して、間違いなんかじゃないんだから……!」
「行くぞ英雄王――――武器の貯蔵は十分か」

他にも山のように名言がありますが、ここでは敢えてセイバー&士郎のみで小出し。
まぁ一つそれ以外のも入ってますが…。
まだやっていない方は是非ともその名言にまみれましょう。
それでは長々とお付き合いいただきありがとうございました!

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