泣くよ……そりゃ泣くよ……。家族と町の最高の涙腺決壊ストーリー。

CLANNAD(KEY

やってた時期の日記
あらすじ

高校3年生の春。
彼は既に進学を諦め、自堕落な生活を送っていた。
やりたいこともなく、目標なんて存在していない。

桜の咲く校門への長い坂。
そこで、彼は一人の少女と出会った。
そしてその時から、二人と、この町の物語が始まった…

システム

驚異的な軽さです。
起動するのもやたらと早いし、フルスクリーン・ウィンドウの切り替えも僅か数秒で出来ます。
当然の如く既読スキップもあり。
ですがもともとの文章量が洒落になってない為に、
この普通のスキップでは追いつけないです。

セーブファイルは100個です。量的にはよほど小まめにセーブしない限り使い切ることは無いでしょう。
ただ、セーブファイル名は日付のみでルート名なし(一部表示)、サムネイル・コメント共に無し…。
あのボリュームにこのセーブファイル一覧はきついです。
「あのシーンがもう一回みたい」と思ってもなかなかお目当てのファイルを見つけられませんからね…。

でもそういったところを差し引いてもこの軽さは素晴らしいと思いますよ。

グラフィック

KEYの絵は嫌い…でした。
可愛いや無いですか。

実際始めてすぐは違和感バリバリだったんですが、2日目には慣れていました。
好みはかなり分かれる絵だとは思いますが自分は好きになれましたね。
(でも笑顔に当たり外れがある気が…。特に椋の笑顔は…(泣))

立ち絵は表情事態はそれほど無いのですが服のバリエーションが豊かだったかなぁ、と。
実際かなりのものだったと思いますよ。
ただ、「ラムネ」の時と同じなんですが、
正面を向いた絵がちょ〜っと顔のバランス崩れてるようなのもありました。
でもそれも許せる範囲だったのでまぁ良かったかな?

CGは差分抜きで56枚。実際は100枚強といったところですかね?
前評判どおり枚数はボリュームと比べると相当少ないんですが…
使いどころが巧妙すぎて卑怯。
そらあんなところであんなCGだされたら誰だって泣くよ…

…顔のドアップは「君望」とかと同じく失敗だったような気が…ゲフ、ゲフン。

背景はお見事。
非常に細かい所まで書き込まれていて雰囲気を醸し出しています。
実際、背景のCGだけで(シーンを思い出して)涙が滲む事もあります
完成度としては建築学科の自分としてはもう参考にしたいくらい。
CGギャラリーで背景が見れないのが本当に残念です…。

サウンド

神。
Oh, my 

明るい曲、悲しい曲、おバカな曲…色々ありますが全て秀逸。
というか破壊力が尋常じゃありません
これが鍵の実力かっ!!

「Fate/stay night」のレビューの折、「ゲームに合っていればBGMとしては合格」みたいなこと書きましたが、
「CLANNAD」は合っている上に一つの音楽として完成しています。故に最強
場の雰囲気を最高に盛り上げてくれます。効果で言うなら2乗くらい。

BGMは全部で41曲。
個人的にお気に入りなのは…ヤバイ、数が多い…
でもあえて一曲一曲思い入れを語っていきます。

『汐』…初めて起動したときにこの曲で即刻落とされました。全クリ後だと更に……
『渚』…タイトルの通り、渚のテーマ曲。これまたアフター後だと…(涙)
『渚〜坂の下の別れ』…そして本命。初めてこれが流れたシーンは自分の涙腺とんでも無いことになりました
『それは風のように』…杏のテーマ。杏をそのまま表した様な元気な旋律が好きですね。
『空に光る』…流れるととっても幸せな気分に浸れる曲。普通に好きです。
『願いの叶う場所』…プレイ期間中は聴くだけで自然と涙腺が緩みました…というか現在進行形
『願いの叶う場所II』…ふっ…。IIとはパワーアップしたものを指すのだよ

そしてボーカル曲4つ。どれも凶悪です。

『メグメル』…鳥肌が立ちます。OPムービーと併せると………。
『- 影二つ -』…聴くと「ああ…幸せになれたんだなぁ…」とか浸れる曲。
『Ana』…何故か聴くと「へっ…」とか言いながら鼻の下を摩りたくなります
『小さなてのひら』…反則。完全に反則。今すぐ職員室に来なさい。
『小さなてのひら』は本当に別格というかなんと言うか…。
最初のサビに入るところで完全にノックアウトされます。
嗚呼…なんていい笑顔を見せてくれるんだ、君は…。

とにかく、「CLANNAD」の音楽は最強なのでした。

ストーリー

本編(各ヒロイン)は暖かな学園モノ。サブキャラにもシナリオが用意されていますよ。
内容は超現実的なものからファンタジー色溢れるものまであります。
そしてその殆どが涙を流さしてくれます
共通ルートはかなり長かったりして複雑なのですが、
選択肢の選び方によってシナリオに影響が無い程度に様々な変化があるので
そんなに作業感はありませんでした。

メインヒロインである渚のみ、本編+アフターストーリーがあります。
このアフターストーリーこそが肝で、
こちらは主人公と渚の二人の同棲生活を主点とした“家族”をテーマにした話。
これは……もう言葉でなんか表せ無いっすよ……。

全編通して笑いと感動が散りばめられていて飽きが来ません。
本当に笑わせてくれて、感動させてくれます。
そして、何気にミステリー(?)だったりもします。
考察の仕方にも寄りますが、いわゆるループモノかも知れません。

感想

えがった!!
トータルで見ると間違いなく100点満点をつけられるゲームです。
音楽からグラフィックからなにから何まで大満足。
特にシナリオは悪魔級で涙の総量は人生最多となりました。

っていうかKEYはこんなもの作ってどうしたいんでしょうか?
人の涙腺壊すことがそんなにも楽しいのですか?
だってああいう展開は……

くはぁ……おがぁ……(回想して悶絶中…)

はぁ、はぁ…。一人悶絶しても仕方が無いのでいつもの様にシナリオランキングとキャラランキング行きます。
全員分。マジで。

ということでまずはシナリオランキングから。

汐≒渚True≒風子>ことみ>>春原(芽衣)>勝平>美佐枝≒杏>椋>草野球≒有紀寧>秋夫>>智代

参考までに、春原(芽衣)のところで自分の中ではほぼ100点です(笑)
なんつーか…好感度ランキングと言うよりかは涙の量のランキングな感じですね。
汐ENDはバッドのような感じがしますが、涙はやばかったです。
そのあまりに理不尽で可哀相な展開に最早流れる涙を止めることは出来ませんでした…。
一発での涙の量ならば風子ルートが一番多い(日記参照)んですが、
汐ENDはそこに着くまでにも渚の卒業式、渚の死、直幸との和解などのいくつもの山場がありましたから…。
総量で勝っている感じです。
ことみルートも非常〜に泣かせて頂きましたしね。

智代は…シナリオに喰われてしまいました_| ̄|○

続いてキャラランキング〜。
シナリオよりも多い〜(汗)

渚≒早苗≒汐>春原≒杏>秋夫>智代≒椋≒ことみ>芽衣≒風子>勝平>美佐枝>芳野>有紀寧>公子>ボタン>直幸>幸村

本当はまだまだ言い足りない位なんですが…。
とにかくキャラが魅力的なのでした。

本当にKEY様には感謝したいです。
よくぞこのゲームを作ってくれました、と…。
個人的には下手すると「Fate」を超えたかも知れません。
つまりはそれだけ楽しめたということですね。
まだまだ極めるべき要素は残っているので、ちびちびとやって行きたいと思っています。

では最後に一言…

ゴホン…




早苗さん、好きじゃーーーー!!!!!

実際酔った早苗さんは魅力的過ぎだと思います。そんな締め方。

考察?

幻想世界だとか、光とか、初めのうちはさっぱり分からない設定でしたが、
TrueENDを見て、色々と考察サイトを回った今ならなんとか自分なりの答えを出せました。
とは言うものの、本当の答えなんて無いと思います。
実際にプレイして、その人が感じて導き出したことこそがその人にとっての「CLANNAD」の真実でしょう。

でもそう言っちゃあ何も始まらないので、 ここに自分なりの見解をのこしておこうかと思います。

・幻想世界と渚・汐・朋也

渚が幼い頃瀕死になった際、町を愛する秋夫の願いを町が叶えてくれました。 それは言うならば町が渚に命を分け与えてくれたということ。 その為に町が姿を変える(自然が破壊される?)度に渚は熱を出して倒れこんでしまいます(※1)。 そして迎える汐ルート(アフター1週目のこと。後に記述しますが、このルートのみ本来の時間の流れなのではないかと)。 本来もらい物の命で生きている渚にとって、赤ん坊を産むということは無理であったのでしょう。 しかし渚はあくまでも「強い母」として汐を産むことを望みました。 汐ルート内でもあった描写のように、まさにそれは命を渡す行為だったのだと思います。 それ故、汐の出産と共に渚は命を落としてしまいます。また、町から与えられた命は汐へと継承されました。

そして、同じように町の命を持った汐は…やはり汐ENDで命を落としてしまいした。 ただ、渚とは一つ異なった点があります。 渚は、もともと生きていた“渚”という人物に町が命を分けたものですが、 汐は言ってみれば町の命のみで産まれた人物。 だから、死んだ後汐として幻想世界へと帰っていくのです。 ちょっと強引ですが、朋也はそんな汐と血の繋がりがあり、最も近くにいて汐を愛していたが為に 幻想世界まで汐を追っていったのだと思います。 それが本編内で始まる幻想世界の導入部分はないでしょうか。

ただ、世界を超えた時に記憶が無くなってしまい、お互いのことは覚えていませんでした。 目的だけはうっすらと覚えていたが為にガラクタ人形の朋也は少女(汐)を違う世界に連れて行こうとしていたのでしょう。 少女は、幻想世界と一つになろうとしていました。しかし渚・汐と人の中にいるうちに人の感情が生まれ、 幻想世界と一つになるまでに時間がかかりました。それが本編で散りばめられている 段々と体が不自由になって行く過程だったのだと思います。


・時間の流れ

「CLANNAD」の世界はパラレルワールド…というか幻想世界を軸として汐ルート以外の全部のルートが 同じ時間軸に存在しているのではないかと思います (付け加えると、ゲーム内で見る汐ルートも恐らくは朋也にとって2回目の体験)。 汐ルートで無念な結末を迎えた朋也。そして最後の幻想世界でガラクタ人形は少女に現世界へ帰して貰います。 朋也の願いは自分の家族である渚・汐を救うこと。 帰るのは始まりの場所…それは運命の人であり、町との繋がりを持つ渚との出会いのあの坂に


・光

幻想世界での「光=町に住む人の想い・願い」と考えていいでしょう。 また、少女は現実世界では「光=少女の願い」と言っていました。 少女の願い…それはすなわち町の町に住む人々の幸せを願う想い。 美佐枝ルートで明らかになることですが、この光には人の願いを叶える力が有るようです。 そして、願いが叶った後、その光は願いをかなえるために光を集めている朋也のもとへ来ます。 それを集めることによって渚・汐を救おうと朋也はしていたのでしょう。 言うなれば、「CLANNAD」は朋也が他人を幸せにする、願いを叶えるお話といえるのでは無いでしょうか。


・TrueEND

こうして、様々なパラレルワールドで色々な人の願いを集めてきた光。 量の問題なのかどうかは分かりませんが、13個の光を集めた朋也は渚の命を救うことを望みます。 本来1個で昏睡状態の風子を幽霊?として現界させたり、猫の志麻を人間の姿に変えてしまったりすごい力を持つ光。 13個も寄れば渚に命を与えることも出来るのでしょう。 こうして、分け与えられた命ではなく自分の命を得た渚は無事に汐を出産します。 そして自らの命を得た渚と、渚の命から産まれた汐は町に依存することなく普通の人間として生きていけると思います。 …というかそう信じたいです。


・渚に命を与えたもの、メニューの少女

(※1より)漠然と“町”といってきましたが、冬になると渚が体調を崩すこと等から 渚は特に“木”から命を譲り受けていたのではないかと思います。 譲り受ける…というか町の命との接点というべきものでしょうか。 町が生きていても木が切り倒されるとライフラインが絶たれてしまうような。 秋夫は木を切り倒そうとしているのを阻止するために工事現場で暴れるという秋夫にあるまじき行いをシナリオの中でしますが、 本能的にその木が渚の命に関わるものであると悟っていたのではないでしょうか。 そしてその木はメニュー画面の中央にある一本の木であり、TrueEND後、風子が駆け寄った木なのだと思います。 何故風子は少女の事が分かったのか。それは光消滅イベントに原因があると思います。 公子さんから妹が病気と聞かされた朋也は、風子の回復を祈ります。 その時に、風子ルートで手に入れ自分の中にあった光をもう一度風子の為に使ったわけです。 その光を通して、少女か朋也かは分かりませんが多少の記憶(本当にうっすら。だから風子も「匂い」と言っている)も 風子に渡されたのではないでしょうか?

話をもとに戻しましょう。 超楽観主義・御都合主義に解釈すると、朋也が願いを成就した瞬間、つまり渚・汐二人の命を救った瞬間に 他のパラレルワールドは全て消滅…というか統合されて、幻想世界に生きた汐の魂も解放されて 少女は一人の女の子として現実世界に呼び戻された…と。 そして、元々命を分け与えてくれていた木の側で横になっているわけです。 そんな夢物語はダメでしょうか?

もちろん、この場合の汐とこの少女は全くの別人です。 でも、当然朋也に好意を持っているだろうから…なんだか色んな想像が膨らんでしまいます。


はぁ…疲れました…。なんか回を追うごとに長くなって来てますね…。
矛盾するところもいくつかありますが、とりあえず自分は「CLANNAD」をこう理解しました。
自分はこう思う!という意見が有る方はどうぞ 下のメールフォームか普通に メールで考察を送ってください。
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